一眼レフカメラ用SDカード選びで知っておきたい「スピードクラス」とは

一眼カメラ用SDカードをお探しの皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@hirokazu.sby)です。

SDカードには規格や速度を示した記号がいくつかありますが、今回はその中でも一眼カメラ用SDカード選びをするにあたって知っておきたい「スピードクラス」についての解説していきたいと思います。

スピードクラスは映像記録用の規格

スピードクラスとは、SDカードにおいて最低限保障された転送速度を示したものとなります。主に動画撮影において品質を担保するために最低限必要な書き込み速度となります。

特に一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラで動画撮影をする方は、SDカード選びをする際にしっかりと選ぶ必要が出てきます。

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さて、SDカードの転送速度は使用するハードウェアやソフトウェアの状況によってばらつきが出ます。場合によっては極端に書き込み速度が遅くなってしまうことも…。

しかし、SDカードへの転送速度(特に書き込み速度)が極端に遅くなると、とても困ったことが起こります。そう、動画撮影時における品質が保証できなくなってしまうのです。

動画には一定の転送速度が必要

動画は「フレーム」と呼ばれる小さなデータ単位で流れていきます。このフレームを安定的にSDカードへ転送するためには最低限の転送速度(特に書き込み速度)が必要になります。

フレームとは連続した静止画データのことで、いわばパラパラマンガの一コマのようなものだと思っていただくと分かりやすいかと思います。

動画データは多数のフレーム(一般的な動画の場合30fps:秒間約30フレーム)をベースに生成され、そのフレームがSDカードへと流れるように転送されていきます。

1フレームあたりのデータ量は写真データと比べるとそれほど大きくはないですが、先ほど書いたとおり、フレームは流れるように連続してSDカードへ転送されていきます。

このとき、SDカードの転送速度が極端に遅いと何が起こるのか…そう、動画データにおいて「フレーム落ち(コマ落ち)」が発生してしまうのです。

フレーム落ちとは動画のフレームの一部が欠損することをいいます。ちょっと極端ですが4コママンガで例えると、何らかの原因で1コマがごっそりなくなってしまうということになるわけです。

3コマになってしまった4コママンガなんてちょっと見れたもんじゃないですよね…つまり、フレーム落ちが起こると、動画の品質低下につながってしまうわけです。

では、なぜSDカードの転送速度が遅いとフレーム落ちが発生してしまうのでしょうか。

カメラにはバッファーと呼ばれる領域があり、撮影した写真データや動画のフレームは一時的にバッファー内に保存されます。

その後、カメラのバッファー領域からSDカードへ順次書き込みが行われるのですが、書き込み速度が遅いとバッファーに溜まったデータが処理しきれず、写真データや動画フレームがバッファーから溢れて破棄されてしまいます。(ITの世界では、これをバッファーオーバーフローなんて呼んだりします)

静止画(写真)の場合はバッファーに空きがないと次の撮影ができないように制御されますが、連続的にフレームが送られる動画データでは、断続的にフレームが破棄されてしまいます。

そこで、最低限フレーム落ちしない一定の転送速度は担保しましょうというのがSDカードのスピードクラスなのです。

写真データの転送速度指標にもなる

前述の通り、スピードクラスは動画撮影向けに策定された規格ですが、実は多少なりとも写真データの転送速度にも関わってきます。

写真データは動画データとは異なり、いわばひとかたまりのデータです。このため、SDカードの転送速度(書き込み速度)がいかに速いかがカギとなります。

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冒頭で転送速度にはバラツキがあるということをお伝えしましたが、特に連写をする場合においてカメラからSDカードへの転送速度が不安定になると、次の撮影へスムーズに移りにくくなってしまうことがあります。

例えばUHSスピードクラスが3(最低転送速度30MB/s)、最大書き込み速度が90MB/sのSDカードの場合、書き込み速度は30〜90MB/s(UHS対応機器の場合)の範囲ということになります。

これがUHSスピードクラスが1(最低転送速度10MB/s)だった場合、書き込み速度は10〜90MB/sの範囲となり、かなり不安定になります。転送速度が最低ラインの10MB/sになろうものなら、連写撮影時のデータ書き込みに影響を及ぼす可能性も高くなるわけです。

動画は撮らないという方も、スピードクラスについてはある程度意識しておくことをおすすめします。

3種類のスピードクラスを知ろう

さて、SDカードのスピードクラスには「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」という3つの規格があり、これらは共通して最低限保障された転送速度について示したものとなります。

おそらく一眼カメラ用のSDカードを選ぶ際、アルファベットのCやUの中に数字が書かれた記号を一度は目にしたことがあるかと思います。

ということで、それぞれのスピードクラスについてざっくりと紹介していきます。

スピードクラス

すべてのSDカードにおける最低保証転送速度を示した規格。アルファベットのCの中に数字が記載される形となります。

スピードクラスは以下の4つがあります。

スピードクラス 最低転送速度
2 2MB/s
4 4MB/s
6 6MB/s
10 10MB/s

UHSスピードクラス

UHS-I対応のSDカードにおける最低保障書き込み速度を示した規格。アルファベットのUの中に数字が記載される形となります。

UHSスピードクラスは2つあります。

UHSスピードクラス 最低転送速度
1 10MB/s
3 30MB/s

UHSスピードクラスが記載されたSDカードをUHS非対応機器で使用した場合、前述のスピードクラスで記載された値が最低転送速度となります。

ビデオスピードクラス

2017年から新たに策定された規格。Vのあとに数字が続く形の表記となります。

2018年4月現在、ビデオスピードクラスは以下の5つとなります。

ビデオスピードクラス 最低転送速度 備考
6 6MB/s
10 10MB/s
30 30MB/s UHS-I以上
60 60MB/s UHS-II以上
90 90MB/s UHS-II以上

上記のうち、ビデオスピードクラス60以上はUHS-IIもしくはUHS-III規格以上のSDカードのみとなります。(ただし、2018年4月現在でUHS-IIIに対応したSDカードおよび製品は存在しない)

ちなみにSD associationによると、従来のスピードクラスとUHSスピードクラスとの互換性はないようですが、何が違うのかはググってみてもイマイチ理解できませんでしたw (何かわかったら随時追記していきたいと思います)

まとめ

一眼カメラ用SDカードを選ぶ上で知っておきたいスピードクラス。

スピードクラスは主に動画撮影で重要になる最低転送速度を示したものですが、静止画(写真)を連写撮影する機会が多い方も、ぜひとも意識しておくとよろしいかと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

 

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