カメラの選び方

軽いだけじゃない!ミラーレス一眼カメラを使うメリットとデメリット

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

一眼カメラといえばこれまでレフ機が主流でしたが、近年ではミラーレス機が猛烈な勢いで台頭し、世はまさにミラーレス時代になりつつあります。

さて、ミラーレス一眼カメラを導入するにあたり、一眼レフカメラと比較してどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

ミラーレス一眼カメラとは

光学式ファインダーの代わりに電子ビューファインダー(EVF)や液晶ディスプレイを通じて像を映し出す、レンズ交換式カメラの総称です。

分かりやすく表現するのであれば「レンズが交換できるコンパクトデジタルカメラ」といったところでしょうか。

一眼レフカメラとは異なり、光学ファインダーに像を映し出すために必要なミラーが省略されていることから「ミラーレス」と呼ばれています。

ときどき「ミラーレス一眼レフカメラ」と呼ぶ方がいらっしゃいますが、ミラーがない(ノンレフレックス)からミラーレスですのでご注意を。

ミラーレス一眼カメラを販売する主要メーカー

2018年9月現在、日本国内でミラーレス一眼カメラを販売している主要メーカー(ブランド)は次の通りです。

フルサイズ

  • Canon(EOS Rシリーズ) ※2018年10月下旬発売予定
  • Nikon(Zシリーズ) ※2018年9月下旬発売予定
  • SONY(α7、α9シリーズ)

APS-H(foveon)

  • SIGMA

APS-C

  • Canon(EOS Mシリーズ)
  • FUJIFILM
  • SONY(α6000シリーズ)

マイクロフォーサーズ

  • OLYMPUS
  • Panasonic

1/1.7型

  • PENTAX(Qシリーズ)

ミラーレス一眼カメラを使うメリットとデメリット

では、実際に使うにあたってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

ざっくりまとめると、こんな感じでしょうか。

メリット
  • 軽量・コンパクト
  • 画質が良い(一眼レフと遜色ない)
  • 扱える交換レンズが豊富
  • 撮れる写真のイメージがしやすい
デメリット
  • 光学ファインダーがない
  • 処理遅延(タイムラグ)がある
  • バッテリーの消耗が激しい
  • 撮像素子にゴミが付着しやすい

メリット

軽量・コンパクト

ミラーレス一眼カメラは小型・軽量!

ミラーレス一眼カメラを選ぶ大きなメリットは、なんといっても軽くてコンパクトという点です。

え、軽くてコンパクトなカメラはどこが素晴らしいかって…

 

 

 

持ち運びやすい!

 

 

 

これに尽きるんじゃないかなと思います。

ミラーレス機はレフ機で必要不可欠なミラーが省略されたため、本体をより軽量かつコンパクトな設計にできるようになりました。

例えば同じAPS-C機でも、PENTAX KP(一眼レフ)とFUJIFILM X-T3(ミラーレス一眼)では、後者の方がより軽量・コンパクトだということが見てとれるかと思います。

カメラ PENTAX KP FUJIFILM X-T3
分類 一眼レフ ミラーレス
撮像素子(イメージセンサー) APS-C APS-C
寸法(幅×高さ×奥行) 131.5mm×101.0mm×76.0mm 132.5mm×92.8mm×58.8mm
重量 703g 539g

カメラは持ち運びやすくてナンボなもの。そんな用途を満たしてくれる小型・軽量なミラーレス一眼カメラは、まさに最適な選択肢となります。

画質が良い

機種にもよりますが、ほとんどの場合において少なくともスマートフォンよりは圧倒的に画質は良好です。

ときどき「ミラーレス機って画質悪いんじゃないの?」おっしゃる方がいらっしゃるようですが、決してそんなことはありません。

フルサイズ一眼カメラを使うメリットとデメリットについてという記事の中でも触れましたが、写真の画質は撮像素子(イメージセンサー)の大きさでおおよそ決まります。

上記で少し触れましたが、現在発売されているミラーレス機には、一眼レフとほぼ同等サイズのイメージセンサーが使われています。

したがって、ミラーレス一眼カメラだからといって画質が悪いなんてことは全然ありませんし、むしろ一眼レフカメラと遜色ない機種もあります。

もっとも画質が良いからといって、いい写真が撮れるかどうかは別の話ですが…w

交換レンズが豊富に扱える

ミラーレス機は普及し始めたのはつい最近だし、交換レンズはまだ少ないのでは…というのは、あくまでも純正に限ったお話。

実はマウントアダプターを介すことで他社マウントのレンズを豊富に扱うことができます。

一眼カメラはレンズマウントごとにフランジバック(レンズマウントからイメージセンサーまでの物理的な距離)が決まっています。

交換レンズはフランジバックに合わせて作られているため、他マウントのカメラでそのまま使用することはできません。(物理的にも使えないようになっています)

参考までに各マウント毎のフランジバックは概ね以下の通りです。

レンズマウント フランジバック(mm) 分類
キヤノンEF 44 一眼レフ
ニコンF 46.5 一眼レフ
ミノルタα(ソニーA) 44.5 一眼レフ
ペンタックスK 45.5 一眼レフ
ソニーE 18 ミラーレス
富士フイルムX 17 ミラーレス
マイクロフォーサーズ 20 ミラーレス

上表をご覧になって気づいた方も多いと思いますが、ミラーレス機のフランジバックはレフ機のそれと比べてはるかに短くなっています。

そのため、ミラーレス機ではマウントアダプターでフランジバックの長さを補完することによって、異なるマウントのレンズを使えるようになります。

例えばPENTAX Kマウント系のレンズをSONY αシリーズのEマウントで使用することが可能になります。(逆にSONY Eマウント系レンズをPENTAX Kマウント系の一眼カメラで使うことは不可)

マウントアダプタを介することでミラーレス一眼カメラでは多数のレンズを取り扱うことができる、すなわち表現の幅が大きく広がるというわけです。

マウントアダプタを介してもAPS-C専用レンズをフルサイズで使うとケラレ(写真の周りの黒い影のようなもの)が発生する場合があります。

また、一部のマウントアダプタはオートフォーカス(AF)での動作にも対応していますが、基本的にピント合わせは手動(マニュアルフォーカス:MF)になる点には注意です。

完成系の写真がイメージしやすい

ミラーレス機はレンズで受け取った光をそのまま液晶モニターに表示できるため、撮影前の段階で撮れる写真がイメージしやすくなります。

撮影中は露光量やホワイトバランスなどを調整する機会が多くありますが、一眼レフの場合は撮影が完了するまで結果は分からないため、ファインダー内で完成系の写真を想像することになります。

一方でミラーレス機の場合はレンズを通った光はそのまま撮像素子に到達→画像変換されるため、露光量やホワイトバランスを変更した場合でもほぼリアルタイムで液晶上で確認することができます。

スマートフォンやコンデジのように、撮れる写真をあらかじめイメージできるのは大変にありがたいものです。

一応、一眼レフカメラにもライブビューたる機能によって同様のことはできますが、オートフォーカスが遅いなどの弱点があります。

デメリット

光学ファインダーがない

ミラーレス一眼カメラには一眼レフカメラのような光学ファインダーがない

ミラーレス一眼カメラはその名のとおりミラーが省略されているため、光学ファインダー(OVF)が存在しません。

つまり、原則としてファインダーを覗いての撮影は不可能です。

え、それではミラーレス機では憧れのファインダーを覗きながらの撮影は楽しめないのか…というと、実はそうでもありません。

ミラーレス一眼カメラの一部機種(主に中位機以上)には電子ビューファインダー(EVF)というものがあるため、一応はファインダーを覗きながらの撮影はできます。

ただし、ファインダーの中は液晶となっていて、実際に映し出されるのは画像変換された映像となります。(一眼レフのOVFはミラーを介して物理的に像を映し出しているため、EVFとは見え方の雰囲気がまったく異なります)

ファインダーを覗いて撮影を楽しみたいという方は、ミラーレス機を買うかどうかちょっと考えた方が良いかもしれませんね。

処理遅延(タイムラグ)がある

一眼レフカメラではレンズを通す光の像をミラーを介してファインダーへ直接届けるため、タイムラグはほぼゼロに等しい発生しません。

ところがミラーレス機の場合、レンズを通った光の像は一旦イメージセンサーで人間が認識できるように画像変換する必要が出てきます。

このオーバーヘッド処理が入るため、どうしても実世界とカメラとの間でタイムラグが発生してしまいます。

近年では処理遅延も大きく改善されてきているため、それほど気にする必要はないかなと思います。

バッテリー消耗が激しい

ミラーレス一眼カメラの最大の弱点はバッテリー消耗が激しいこと。

一眼レフカメラは撮影時に写真を液晶モニターへ表示する必要がない(ライブビュー撮影時を除く)ため、電気的な処理は撮影後などの一部に限られます。そのため、バッテリーをそれほど大きく消費しません。

一方のミラーレス機では液晶モニターに常に写真を表示しながらの撮影となるため、常に電気的な処理が発生します。したがって、バッテリーの消耗は必然的に大きくなってしまいます。

加えてカメラ本体がコンパクトなため、一眼レフカメラのように大容量なバッテリーを搭載するのが難しいというのも、電池があまり持たない要因の一つです。

ただ、SONY α7IIIのように一眼レフカメラを凌駕するバッテリー性能を誇るミラーレス機もあります。

将来的には画像処理エンジンなど省電力化やバッテリーの大容量化によって、数年もすればレフ機との差は埋まってくると思われます。

ゴミが付着しやすい

ミラーレス一眼カメラは撮像素子(イメージセンサー)がむき出し

ミラーレス機は常に撮像素子(イメージセンサー)がむき出しのままとなっているため、そこにゴミが付着しやすいという欠点があります。

一眼レフカメラでは撮影時以外はミラーが降りた状態となっているため、基本的にイメージセンサーはむき出しになりません。

一方のミラーレス機にはミラーがないため、常にイメージセンサーがむき出しの状態となってしまいます。

このため、レンズ交換時などにホコリが付着しやすい状態となってしまいます。

PENTAX K-01(生産終了)やCanon EOS R(2018年10月下旬発売予定)など、一部のミラーレス機では電源OFF時にシャッター幕を降ろす機構があります。

今後、技術が進んでいけばイメージセンサーが常にむき出しになるという課題もクリアされていくのかなと思われます。

一眼レフとミラーレスはどちらがおすすめ?

これから新たに一眼カメラを買うのであれば、個人的にはミラーレス一眼カメラがおすすめです。

バッテリーの消耗などの課題もありますが、やはり持ち運びに有利なのは大きなアドバンテージとなります。画質的にも一眼レフカメラとほとんど遜色ないですし…。

時代の流れから考えても、今後縮小していくであろう一眼レフを買うよりは、ミラーレスを買うのが賢い選択なのかなと個人的に思っています。

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まとめ

ミラーレス一眼カメラのメリットとデメリット、なんとなく把握していただけましたでしょうか。

軽量・コンパクトで一眼レフと遜色ない良好な画質が得られる一方、光学ファインダーが省略されていることやバッテリー消耗の大きさといった一眼レフにはない欠点もあります。

新しくミラーレス一眼カメラを買いたい、現在レフ機を使っていてミラーレス機へ移行したいと考えている方々の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

 

ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に主に花火のある景色を撮っています。写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
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