花火写真の撮り方講座

花火写真の撮り方講座〜第4回 場所取りと構図の考え方〜

花火が好きな皆さん、おはこんばんちは。花火マイスターのおーわ(@mof_mof08)です。ごめんなさい調子に乗りましたw

一眼レフカメラ(ミラーレス一眼カメラ)をお持ちの方の中には、日本の美しい花火を撮りたいという方も多いと思います。

そんな美しく魅力あふれる花火の撮り方について、全7回に渡って紹介していきます。

花火写真における場所取りと構図の考え方

さて、第4回は花火写真における場所取りと構図の基本的な考え方についてのお話です。

場所取りと構図の基本的な考え方は第1回の花火の撮り方講座の中で答えの8割ぐらい書いていますので、この記事では残りの2割ぐらいについて紹介していきたいと思います。(2割の方が圧倒的にボリュームが多いとかいうクレームは一切受け付けませんw)

ポイントとしては写真を通じて伝えたいことから逆算をすること。これが花火写真における場所取りと構図を決めるためのコツとなります。

場所取りのコツ

花火写真の撮影で大きなポイントとなってくるのが場所取り。場所取り一つで花火の見え方も撮れる写真も大きく変わってきます。

例えば「花火そのものの魅力」を伝えたいのであれば花火が最もよく見えるメイン会場(写真撮影可能な有料席がおすすめ)を、「花火が街を彩る様子」を伝えたいのであれば、花火大会会場から少し離れた高台などに場所を設定するなどといった感じです。

よく巷で「このあたりがおすすめ!」みたいなことが書かれていたりしますが、そういったことに決して流されることなく、写真を通じて伝えたいことから逆算をして選定していきましょう。

有料席と無料席の違い

多くの花火大会のメイン会場には有料席と無料席が設けられていますが、両者の違いは花火の見え方が異なるという点です。

有料席は花火打ち上げ場所に対しておおむね正面に設置されています。そのため、スターマインなどの花火が綺麗な形で観覧することができます。

また、低い位置の花火やナイアガラなどの仕掛け花火も概ね有料席をベースにして設定されていることがほとんどですので、花火そのものを思いっきり楽しむのであれば有料席を選択するのは妥当な判断かと思います。

欠点としては風向きによっては花火が楽しめなくなる可能性があるということです。(風向きによる花火の影響については後述参照)

一方で無料席については打ち上げ場所の正面から外れた位置に設置されることがほとんど…単発ならそれほど気にならないですが、スターマインについてはちょっといびつな形に見えてしまいます。

どちらを選ぶかは各々の自由ですが、有料席の方が一般的に花火がよく見えるのがほとんどです。(お金払ってますし、ある意味当然といえば当然なんですけどねw)

スターマインは場所によって見え方が変わる

単発の花火の場合はどこからでも見え方にそれほど差はありませんが、スターマインについては観覧する場所によって見え方が大きく変わってきます。

スターマインは一般的に横長に打ち上がってきます。メイン会場の有料席といった打ち上げ場所に対して正面により近い場所で観覧すれば非常に綺麗な形で見ることができます。

打ち上げ場所に対してほぼ正面から見たスターマイン

しかし一方、スターマインの正面から外れれば外れるほどいびつな形に見えてしまいます。真横から見ようものなら…うん、悲しいことになりますねw

打ち上げ場所に対してほぼ横にして見たときのスターマイン

グランドフィナーレなどのプログラムの見所で打ち上がる花火を写真に収めたいと考えている方は、場所取りをする際にあらかじめ考慮しておきましょう。

※花火の種類については第2回の記事を参考にしてみてください

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当日の風向きに要注意

場所取りを考える上でキーポイントとなってくるのが花火打ち上げ当日の風向きと風量。

風向きについてはできる限り風上を選ぶようにすることをおすすめします。風下になればなるほど煙が自分の方向に流れてくるため、花火が綺麗に見えなくなってしまいます。

以下は風速6m/sで風下だったときに撮影した写真。煙に包まれてしまい花火が残念なことになってしまっていますね。

風速6m/sの向風で煙に包まれた花火

天気予報をチェックする際には天候や気温だけでなく、風向きのチェックも忘れないようにしましょう。

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構図の考え方

観覧・撮影する場所を決めるのと合わせて、構図の取り方も考えていきます。

本記事の冒頭などでも触れたように、花火写真を通じて何を伝えたいかによって構図の取り方が変わってきます。

縦構図と横構図はどっちがおすすめ?

花火写真を撮る上でもっとも悩ましい縦構図にするか横構図にするかというところじゃないでしょうか。

構図を考えるにあたってはアプローチ方法がいくつかあると思いますが、花火をメインに据える場合は花火の種類によって縦構図が適しているか、横構図が適しているかを検討するとよろしいかと思います。

縦構図が適したシーン

単発花火を縦構図で撮影した例

単発やスターマインをメインにする場合、縦構図が有効です。

花火はもともと高さのある被写体なので、花火をメインに据えるのであれば縦構図での撮影を基準に考えていくのがおすすめです。

横構図が適したシーン

ワイドスターマインを横構図で撮影した例

横に広がりのあるワイドスターマインなどの花火には横構図が有効。花火のワイド感を存分に生かすことができます。

また対打ちで花火そのものをクローズアップして写真に収める場合などにも有効です。

Instagramへの投稿を意識する場合

近年では花火写真のアップ先にInstagramを選択する方もたくさんいますが、この場合は正方形(1:1)もしくは縦構図を取るのがおすすめです。

Instagramで長方形写真を投稿するなら縦長がおすすめな理由」という記事の中でも触れましたが、基本的にInstagramはスマートフォンの縦画面で閲覧するのに最適な仕様になっています。

このため、正方形もしくは縦長の正方形写真の方が画面いっぱいに魅せられるのでインパクトが出しやすいのです。

なお、縦構図でInstagramに写真を載せる場合は縦横の比率が5:4となりますので、撮影の際にはそのあたりも考慮した上で構図を考えると良いでしょう。

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まとめ

花火写真でポイントとなる場所取りおよび構図。これらを考える上で大切なことは、花火写真を通じて伝えたいことから逆算することだということを頭の片隅に置いといていただければ幸いです。

第5回はカメラの設定、シャッター切るタイミングといったところを解説していきたいと思います。(ちなみに第5回で最終回にする予定だったのですが、レタッチ編を加えて全6回になりますw)

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に主に花火のある景色を撮っています。写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
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