花火写真の撮り方講座

花火写真の撮り方講座〜第2回 種類・大きさを知ろう〜

花火が好きな皆さん、おはこんばんちは。花火マイスターのおーわ(@hirokazu.sby)です。ごめんなさい調子に乗りましたw

一眼レフカメラ(ミラーレス一眼カメラ)をお持ちの方の中には、日本の美しい花火を撮りたいという方も多いと思います。

そんな美しく魅力あふれる花火の撮り方について、全7回に渡って紹介していきます。

花火を知ると写真撮影が楽しくなる!

さて、第2回目は素敵な花火写真を撮るにあたって花火の大きさや種類について簡単に紹介していきます。

え、この講座ってカメラの設定とかテクニックとか、いわゆる「花火の撮り方」を教えてくれるんじゃないの?!と思ったそこのあなた、ちょっと待っていただきたいんです。

確かにカメラの設定や撮り方といったテクニック面も花火写真を撮る上で必要なことなんですが、花火の撮り方講座(第1回)のところでも書いたように、写真の本質は伝えるということにあります。

花火写真の撮影において、カメラの設定やテクニックが必要なことだということは僕も重々承知しています。

ですが、写真を通じて花火の魅力を最大限に伝えるためには、まずは花火そのものを楽しんでいただくことが大切だと思うんです。

ということで、今回は写真でより深く伝えることを目指すために、よく見る花火の種類や大きさについて紹介していきます。

が、実は花火の世界はとんでもなく深く、語り始めればキリがありませんw

ですので、分かりやすいところを掻い摘んで紹介していきます。(残念ながら僕もすべてを知っているわけではありませんw)

花火の種類

日本の花火には基本となる3つの種類があり、それぞれ「割物」「小割物」「ポカ物」と呼ばれています。

最近ではこれらの3つを変形したものや、キャラクターなどをモチーフにした「型物」と呼ばれる花火も多く見かけるようになりました。

割物

割物花火の例

玉の中にある星を一気に爆発させ、丸く開く花火。花火大会全体のプログラムの中で、一番見ることが多いのがこのタイプです。

小割物

小割物花火(千輪)の例

小さな玉を八方に放出して、多数の小花を一斉に開くタイプの花火。千輪花火などがこれに該当します。

ポカ物

ポカ物花火の例

外側の玉が割れた後で、中に収納された星や細工を放出するタイプの花火。

よく、流れ星のようにあちこちに飛散する花火がありますが、それがポカ物と呼ばれる花火です。

型物

ハートやかわいいアニメのキャラクターなどをかたどった花火。

よく、子供たちが「ニコちゃんだー!」「ドラえもんだー!」ってキャッキャするやつですw

ただし、長時間露光が基本となる花火写真では光跡が流れてしまい、形が大きく崩れてしまうのが難点…どちらかといえば、動画向きの花火でしょうか。

打ち上げ方法

打ち上げ花火には一発のみ打ち上がる「単発」と、連続で打ち上がる「スターマイン」という打ち上げ方法があります。(ここでは割愛いたしますが、この他にも仕掛け花火や手筒花火なんていうのもあります)

単発

単発花火(土浦全国花火競技大会 10号玉の部)単発花火(土浦全国花火競技大会 10号玉の部)

その名の通り単体で打ち上がる花火。特に10号(尺玉)のような大玉や型物花火は単発で上がることも多々あります。

単発というと写真を撮る側としてはちょっと寂しい印象がありますが、趣向を凝らした見ごたえのある玉も多いです。単発だからといってしょっぱいなーということは決してありません。

少し特殊な形態として、単発の花火を二箇所から同時に打ち上げる対打ちというものもあります。

対打ち花火(2017.10.1 湯河原海上花火大会)対打ち花火(2017.10.1 湯河原海上花火大会)

スターマイン

スターマイン(長岡まつり大花火大会)スターマイン(長岡まつり大花火大会)

複数の花火を連続的に打ち上げる花火。

多くの花火大会においてフィナーレなどのプログラムの核となるところでボカスカ打ち上がってくるのがこの種類の花火です。

スターマインは一箇所から打ち上がるのが基本ですが、一定の間隔で設置された複数の箇所から打ち上がるワイドスターマインというのもあります。

ワイドスターマイン(土浦全国花火競技大会「土浦花火づくし」)ワイドスターマイン(土浦全国花火競技大会「土浦花火づくし」)

この他、最近では音楽とコンピューターを連動させたミュージックスターマインというものもあります。(音楽と組み合わせての花火がゆえに、どちらかといえば動画向けの花火ですね)

花火の大きさ

花火の大きさは「号」という単位で表されます。

配布されるプログラムや花火会場のアナウンスなどで「5号玉」とか「8号玉」などという単語を見聞きしたことがある方もいらっしゃると思いますが、これは花火の大きさを示しているんです。

単純な話、号数が大きいほど大型となります。各号数ごとの大きさと打ち上がる高さはだいたい次のようなイメージです。(下記以外の玉の大きさや高さについては日本の花火さんのページを参考にしてみてください)

花火の大きさと打ち上げ高度

10号以上の大玉は一般的に「尺」(一尺=10号)で表されます。尺玉クラスの大玉を打ち上げる花火大会は限られますが、生で見たときの迫力は相当なものです。

ちなみに2018年現在、日本国内で打ち上げられる最大の花火は片貝まつり(新潟県小千谷市)での正四尺玉(40号)となっています。

【コラム】打ち上げ花火業者によって趣向が違う

あまり知られていませんが、打ち上げ花火業者も花火を語る上ですごく重要なポイント。

コンサートやライブでいえば花火業者はアーティスト的な存在で、同じ打ち上げ花火でも業者が変わればまったく趣向が異なります。

ただ、花火大会の公式サイトやプログラムの中で花火業者はあまり公表されていないケースが多く、知る手段に乏しいのが現実なんですけどね…。

最近になってe+の花火大会情報サイトでは打ち上げ花火業者を入力して検索できるようになりましたが、今後はこういったサイトが増えてくれるとありがたいところですね。

まとめ

花火って色々な種類や大きさがあるんだなーということを、なんとなーく把握していただけましたでしょうか。

一見すると花火の撮り方とあまり関係なさそうですが、冒頭でもお伝えした通り花火を撮影するにあたっては花火を楽しむことが大切だと考えています。

実際に花火写真を撮影するときにも「何を、どう伝えるか」という部分がよりはっきりと設定できるようになるかと思います。

第3回からはいよいよ花火写真の撮り方の本編ということで、撮影に必要な機材やテクニックついて紹介していきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に主に花火のある景色を撮っています。写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
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