写真撮影のコツ

広角レンズで花火を撮影するときに起こる歪みの原因と対策方法

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@hirokazu.sby)です。

広角レンズや超広角レンズを使って撮った花火の写真を見返してみたら「なんか綺麗な丸形にならずに歪んでる…」という経験をした方も多いんじゃないかと思います。

いったいなんで花火が歪んでしまうのか…今回はその原因と対策について紹介していきます。

広角レンズで撮影した花火写真が歪む原因

綺麗な丸形にならず歪んでしまった花火写真

ところで、広角レンズ(超広角レンズ)を使って花火の写真を撮るとめっちゃ歪みません?え、そんなことない?!

ていうか花火写真が歪んでいるのは、撮り手の性格が歪んでいるからじゃないかって?

たしかに、その節はちょっとあるかもしれません。ですが…

 

 

 

僕は超絶素直です(殴

 

 

 

嘘ですなんでもないですごめんなさい。

だいたい本当に素直なヤツが自ら「素直です」なんて言いませんって…自分で素直とか言ってるヤツに限ってだいたい頭おかs(以下略

さて、そんな茶番じみた冗談はさておき、広角レンズで撮った花火写真が歪んでしまう原因は大きく三つあります。

  • 強風による花火そのものの形の歪み
  • レンズのパースペクティブ(パース)効果による歪み
  • レンズそのものの歪み

まず、強風による花火そのものの歪みについてはカメラワークで回避することはかなり困難なため、素直にそういう日なんだと諦めるのが賢明です。

問題となるのは二点目以降の広角レンズに起因する歪み。これがちょっと厄介で、花火が綺麗な形にならずに歪んでしまう原因となります。

花火大会の会場内で撮影する際、構図の中に花火をより多く入れようとするのであれば超広角レンズや広角レンズといった画角の広いレンズが必要になります。

超広角レンズの使い方という記事の中でも書きましたが、広角レンズはパースや歪曲が強く出るという特徴があります。

パースや歪曲そのものは使い方次第で不思議な印象を与えるのに役立つのですが、花火写真のように形が大事な被写体に対して歪みが出ると、かなり違和感のある写真となってしまいます。

花火写真の歪みを防ぐ方法

では、広角レンズを使いつつ歪みを極力抑えるためにはどうすれば良いのか…それは

 

 

 

パースと歪曲収差を抑える

 

 

 

この二点に気を付けることで、ある程度の歪みを防ぐことができます。具体的には以下の三点で対処することができます

  • カメラのアングルを水平に近づける
  • レンズの四隅に花火が入らないようにする
  • レタッチで補正する

それぞれについて、もう少し細かく解説していきます。

カメラのアングルを水平に近づける

花火写真の歪みを抑えるまず最初の対策として、カメラのアングルを極力水平にすることが挙げられます。

カメラのアングルをなるべく水平に近づけることで、広角レンズ特有のパース効果を弱めることができます。これによって、花火の形がパース効果でいびつになってしまうという事象を軽減することができます。

っても、花火は高さのある被写体だから水平に近づけるなんて無茶苦茶な…と思われるかもしれませんが、花火からある程度の距離を置くことで水平に近づけることができます。

花火とカメラの位置関係によるアングルの違い

上の図のように花火から近いところではアングルがかなりきつくなっているのに対し、離れれば離れるほどゆるくなっていることが見てとれるかと思います。

花火との距離に加えて高さが加わると、より水平に近いアングルを取ることができるようになります。

有料観覧席でがっつり観覧を楽しみたいけど撮影も楽しみたいなんて場合には、マス席などの花火に近い場所よりもカメラマン席などの少し遠めの席を選ぶと、カメラのアングルを水平に近づけやすくなります。

構図の四隅に花火が入らないようにする

アングルを極力水平に近づけるのに加え、構図を考える際に四隅に花火が入らないように考慮するのもポイントとなります。

広角レンズの特徴として、写真の周辺部が歪む(これを歪曲収差ともいう)特性があります。特にレンズの周辺部は歪みやすい傾向にあるため、この位置に花火が入ると綺麗な形が出なくなってしまいます。

実際に超広角レンズを使用して撮影したとき、被写体(ダンボー)が中央部と周辺部にあるときで歪みがどの程度異なるのか見ていきましょう。

まずは被写体を中央に配置したとき。

被写体を中央部に配置したときの超広角レンズにおける歪み

被写体を中央に配置した場合、歪みは特に見受けられません。いたって自然な姿です。

では、被写体を隅っこ(四隅)に配置するとどうなるでしょうか。

被写体を四隅に配置したときの超広角レンズにおける歪み

中央部に置いた時と異なり、レンズの歪みによって被写体が横に間延びした形になっていることが分かります。(PCでご覧いただくと、より分かりやすいです)

花火が構図の四隅に入った場合、本来であれば綺麗な丸に見える花火がいびつな形になってしまうのもレンズの歪みが大きく関わってくるのです。

レタッチで補正できる場合がある

アングルや構図を調整したけど花火がどうしてもいびつな形になってしまう…という場合には、レタッチによって補正可能な場合があります。

ワイドスターマインなどの幅広の花火は構図の四隅に入りやすく、花火の形が崩れやすくなってしまいます。そこで、歪み補正などを適用することで花火の形をある程度綺麗に出せるようになります。

Lightroomを使用した詳しいレタッチ方法については「第7回 レタッチのコツ」の中で改めて紹介したいと思います。

ただし、レタッチによって写真を変形させることになるため、解像度が落ちる点にはご注意を。

まとめ

花火写真で厄介となる歪み。歪みによって花火の形が崩れてしまうと、せっかくの美しい花火の魅力が半減してしまいます。

特に広角系のレンズを使って撮影するという方はレンズ特性による歪みとパースの存在に要注意!

アングルを水平に近づけたり、構図の四隅に花火が入らないようにするなどの調整をして、極力歪みを減らせるようにしていきましょう。

綺麗な形の花火をしっかり写真に残したいとお考えの方は、ぜひ頭の片隅に置いといていただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

花火写真の撮り方講座はこちら

ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に主に花火のある景色を撮っています。写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
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